言わずと知れた名著「仕事は楽しいかね」の続編。
出世した主人公が、中間管理職としての悩みにぶつかるところから話が始まります。前作と同様、マックス老人が実際にあった出来事を交えてアドバイスをする形式で進む為、とても読みやすいです。
また前作を読んでいなくても十分理解出来ますので、こちらから読まれてもいいと思います。
それでは、この本を読んで入社6年目の私が考えたことを交えながら、心に残った言葉を紹介をしていきます。
上司としていい上司だと思えない。じゃあ私はいい部下なのか?
私の上司はとても気のいい人で「人脈が一番大きな資産」タイプ。大口顧客との太いパイプで今のポジションに就いています。
しかし我々部下からすれば、中間管理職である上司がすべき仕事「仕事を適切な人材に振ること」「他部署との調整」が疎かで、「いい感じにやっといてよ」と言って丸投げしてくるようなところがあります。
まあ、ちゃんとお願いすればやってくれますが「あなたの仕事はなあに?」と聴きたくなることは多いです。
しかも、他の管理職に面倒な仕事を押し付け、自分が得意な仕事ばかり率先してやるようなところがあり、一緒に仕事をするのは大変だとしょっちゅう思います。
はあ、、、すっかり愚痴になってしまいました。上司は50代半ばなので、そのうち入れ替わります。そろそろ一生付き合う自分にフォーカスしていきましょう。
もし明日、尊敬できて物凄く仕事ができる、やる気がある上司がやってきたら、私はその上司にどんな評価を受けるのでしょうか。
どんな部下であれば、尊敬できる上司にずっと一緒に働きたいと思ってもらえるのでしょうか。
”ほんもの”の部下とは、管理される必要がなく、上司にいい仕事をさせ、部署全体をより高いレベルに引き上げるような部下
本書より引用
上司のほうは、部下を監視する義務、すなわち管理したり命令したりする義務から解放されている。
何をしなければならないか、私より彼女のほうがよくわかっていた。求めるべきものを、彼女のほうが教えてくれた。
本書より引用
もう、胸が痛い。絶対、ほんものの部下じゃないわ。
今は自分から提案した、時間がかかるけれど将来絶対役に立つ仕事を、通常業務にプラスしてやっている。
本当はもう一つアイデアがあるんだけれど、サービス残業するならブログ書いていたいんですよね。仕事なんて早くやればやるほど競合に差をつけられるんだから、ほんものの部下は絶対やってると思う。
明日の仕事が楽しみだと思ったことが、この一年で何回あっただろう?
なぜか考えてみて、社内のシステムがうまく回っていないことが原因であると結論付けました。
大企業なので、1つの製品を立ち上げるためのスタンプラリーがもう長い長い。しかもそのスタンプラリーが分かりにくいから、「今どこ?」ってなるんです。
なので、社外への仕事のアウトプットが遅くなって、自分がどんなに頑張っても、意味ないって思ってしまって。
そもそもスタンプラリーをなぜするのか?問題が起こった時、責任がどこにもないようにするためにあるんですよね。いいサービス、いい製品を提供するためじゃないんです。それで競争力を失っている。
どうにかしたいなって、ずっと思っています。
仕事選びの大切な基準は”いまより幸せになれること”なんだ!
本書より引用
どんな時、仕事をしていて幸せだと思うか?私はシンプルにお客様からありがとうと言われた時ですね。
でも最近は、スタンプラリーでお客様をお待たせし、ご迷惑をお掛けすることが多いので、謝ることが多くて、、、。自分がどんなに頑張っても、やっぱり評価は会社対会社なので、自分の頑張りだけじゃ選ばれないと感じることが多いです。
会社でスタンプラリーを無くすためには、めちゃくちゃ偉くなるか、社内転職ですね。部署によっては自由なところもあります。問題はそれが上司が変わった時にスタンプラリーを始める可能性があるんですよね。
だから、スタンプラリーを無くすようなシステムを作る部署を作りたいという希望があって、そのためにプログラミングを勉強しています。(副業にもなりますし、一石二鳥)
大きい会社なので、めっちゃ上手く行っても最後は外注されてしてしまうことになりかねない(つまり出世できない)のですが、その時はその時。
どちらにせよ今の仕事でイライラしていても絶対出世できないので、頑張ります。
最後に
いかがだったでしょうか。
ここでは本の詳細はご説明していないので、ぜひご自身で読んでみてください。
結構内容が多くて、まだ私は全部消化しきれていない部分が多いので、時々書き足していきたいと思っています。
「うわー私と同じ!」と共感してくださった方、一緒に頑張っていきましょう。