一生に必要なお金
良い大学出て、いい人と結婚して、子供産んで育てて、でも仕事は続ける(男の人と同じ仕事量をこなす)。 終身雇用の崩壊で、給料減やリストラされるかもしれない。 なのに転職35歳限界説って。 ほんと生きるって大変ですよね。 […]
こちらのページで詳しくお話していますが、生活費以外にも、三大支出だけでこれくらいの費用が必要です。
住宅資金 5000万円
老後資金 3840万円(夫婦2人)
子供の教育資金 4000万円(子供2人)
大卒サラリーマンの生涯年収から月々の生活費を計算
「ユースフル労働統計 2019」によると、大学・大学院卒の場合、大学卒業後から60歳まで働いた場合の男性の生涯年収(退職金は含めない)の平均は2億7000万円。
退職金はもらえるか分からないので、今回は厳しめに退職金0で計算していきます。
生涯年収は会社の事業規模によって差があり、事業規模 1,000 人以上では 3 億 7000万円にまで達するのに対し、事業規模10~99人では2億6000万円。
大学卒業の23歳から働いて、60歳で定年退職すると働く期間は38年間。
これを平均年収として計算すると以下のように計算できます。
2億7000万円÷38年=約710万円/年
年収710万円あっても、所得税、住民税などを差し引いた手取り(所得)は531万円ほど。
つまり大学卒・大学院卒のサラリーマンであっても、手取りの生涯賃金は2億200万円程度。
ここから前述の3大支出を引くと、60歳までの生活費は2億200万円-1億2840万=約7360万円。
ではこの約7360万円を生活費として使用した場合、月々に使えるお金はいくらになるでしょうか。
30歳で結婚、60歳で引退すると仮定して、まず男性の新卒22歳から30歳までの生活費を引きます。
例えば1ヶ月の生活費が20万円だったとすると、年間240万円です。
(東京都の男性一人暮らしの平均は18万円程度、家賃は66,000円程度と言われています。しかし大卒の友達の話を聞くと、もう少し高いグレードの部屋に住んでいるようだったので、少し余裕を見て計算しています。)
結婚後の30~60歳で使える生活費は7360万円-(240万円×8年)=5440万円となります。
夫婦2人と子供2人の1ヶ月の平均の生活費は以下のように計算できます。
5440万円÷30年÷12ヶ月=15万1千円
4人家族の1ヶ月の生活費はいくらなのか?
4人家族にかかる生活費で家賃・教育費以外の項目を見ていきましょう。
総務省統計局「家計調査~家計収支編~(2019年)」 によると、4人家族(就業者1名)の一世帯当たりの1カ月分の食費の平均は8万円弱です。
外食も含めた金額ということですが、一人当たり2万円なのでそこまで贅沢しているわけではないのが分かりますよね。
4人家族の水道光熱費の平均額は24,000円
衣類代が15,000円
家具家事用品12,000円
生命保険料30,000円を全部足すと、合計16万1000円。
例えば東京都で子供2人の場合、0歳~3歳未満は15,000円/月、3歳~小学校修了前10,000円/月、中学生1万円/月の子供手当があります。
所得制限がありますが、先ほどの例(年間所得531万円)では満額もらえます。
子供手当で月々2万円が入ってくることを考えても、月14万円だと毎月2万円の赤字ですね。
日本では70%以上が共働き。
そのうち正社員の割合は26%で、フルタイムで働く女性は少ないことが分かります。
でもこれまでの計算からも分かる通り、子供2人欲しいと思ったらパートだとかなり厳しい生活になります。
大手企業も黒字リストラを盛んに行なっています。
旦那さんが50歳でリストラされるかもしれません。
今の会社が寿退社が当たり前なら、子供を育てながら働ける職場に転職するなど、未来のために準備を整えていきましょう。
最後に
いかがだったでしょうか?
子供の頃は専業主婦のお母さんがいつもお家にいて、私もいつかは、、、と思っている女性のみなさん。
現実は厳しいです。
このブログでは女性の人生や働き方に役立つ情報を発信していきます。
女性にこそ副業は必要だと思っているので、一緒に頑張りましょう。