皆さんの勤務先に定年延長制度はありますか？
いまきわは2021年2月時点で30歳。
定年迎える前にリストラの波がくると確信しているので
自分の会社に定年延長制度があるかは考えても意味がないって思ってます。
ただ、転職して仕事を続けるにしても、少なくとも今と同じ業務を65歳まで続けることは出来ませんね。
では、今の30歳が60歳になるまでの残り30年でいくら貯めれば安心して老後を送れるのか、
シュミレーションしたいと思います。
夫婦２人で平均寿命まで生きると、いくらお金がかかるのか？
厚生労働省HPの「令和元年簡易生命表」によると、
30歳女性の場合の平均余命は57.91歳、およそ88歳まで生きるとされています。
60歳で退職し、88歳まで生きるとするとおよそ28年分の生活費が必要です。
一方、30歳男性の場合の平均余命は52歳、つまり82歳まで生きるとされます。
夫婦2人とも2020年時点で30歳と仮定し、60歳〜82歳までの22年間を２人暮らし、
83歳から88歳までの6年間を一人暮らしした場合で計算してみましょう。
総務省の「家計調査報告年報（家計収支編）2018年」によると
高齢無職二人世帯の平均支出は約24万円。
高齢無職単身世帯は約15万円なので以下のように計算できます。
24(万円/月)×12(月)×22(年)＋15(万円/月)×12(月)×6(年)＝7416万円
ではまず介護費用から。
生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」／平成30年度」によると、
介護費用の月額は7.8万円、介護期間の平均は54.5ヶ月です。
夫婦2人とも介護を受けると想定すると、以下の計算になります。
7.8(万円/月)×54.5(月)×2 =約 850万円
最後に葬儀費用。
これは規模によって差が出る項目ですが、
私は小規模のお葬式でいいと考えているので、1人100万と考えて、200万円とします。
ここまでで、夫婦２人で平均寿命まで生きると約8466万円かかることが分かります。
貯められそうですか？私は貯金だけではまかなえる気がしないですね。
生活費を見ても、さほど贅沢ができる金額ではないと思いますので、
最低限必要な金額が約8500万円で、長生きするともっとかかると考えたら余剰資金も欲しい。
ここで気になってくるのが今の30歳がもらえる年金額です。
年金はいくらもらえるのか？
年金受給年齢の引き上げや、減額は確実に起こる未来なので、
今の30歳がいくら受給できるかは正直分かりません。
しかし年金制度がなくなるという事は無く、以下のような金額に収束していくと考えています。
経済産業者「2050年までの経済社会の変化と政策課題について」によると、
2050年には現役世代1.3人で1人の高齢者を支えることになると予想されています。
2017年時点では2.1人で1人の高齢者を支えていたので、
たった33年で一人当たりの高齢者を支える力は61%減です。
年金の内訳はおおよそ１割が積立金、
７割が現役世代からの保険料、2割が国庫から支出されています。
国庫と言っても、要は国民（現役世代）が治める税金ですから、
ほとんどが現役世代からの税収で賄われています。
現在と同じ税負担を現役世代が負うとしたら、
今の30歳は現在の高齢者の61%しか年金がもらえない未来がくると予想できます。
「平成29年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、
厚生年金を受け取っている約1,589万人の平均受給月額は男性は約16万円、女性は約10万円となっています。
また遺族年金制度については、
私は共働き推奨の政府は絶対どこかで減額してくると予想しているので、厳しく0円で計算します。
(16＋10(万円))×61%×12(月)×22(年)＋10万円×61%×12(月)×6(年)
=約4626万円
つまり、老後必要な約8466万円から年金で受給する4626万円を引いた
3840万円が60歳の引退時点で最低限必要な貯蓄額と言えます。
将来的に子供と持ち家が欲しい私としては、
老後資金に3840万円貯めるのはかなりハードルが高いです。
だって家を買うのに4000万円、子供一人当たり3000万円かかると言われているのに、
さらに老後資金で4000万円ですよ。
子供２人いたら4000万＋3000万×2＋4000万＝1億4000万円かかるんです。
しかも、60歳までの生活費は別。
でも大体の目安でも目標金額が分かったので、あとはそれに向かって頑張るだけです。
サラリーマンで私と同じように毎日頑張って働いている皆さん、一緒にスキルアップ頑張りましょう！
最後に
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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