【転職サイトを登録する前に読んでほしい本】科学的な適職

サラリーマン
プライベートも大事だけどお給料もやりがいも大事。でも全部満たす求人がない!今の職場も嫌だ!もう何がしたいかわからなくなってきた、、、。

そんなあなたは、転職サイトの海を漂う前に一度自分が仕事に求めるものを整理するといいと思います。

じゃあ整理するけど何か参考になるものがほしい。そんな方におすすめなのがこの本です。

この記事では、サラリーマンであるいまきわが転職するとしたら、これだけは覚えておきたい思ったポイントを3つ紹介します。

ぜひ自分の理想の働き方を考えながら読んでみてください。

残業時間が3時間/日以下で、休日出勤0

なぜ1日の残業時間を平均3時間以下に抑えるべきなのか?

厚生労働省は週80時間を越す残業を過労死ラインに定めていますが、実は週55時間を超えたあたりから健康リスクが高まっているそうです。

週の労働時間が55時間を越すと、脳卒中リスクが33%、心疾患リスクが13%、糖尿病リスクが30%高まる。

本書より引用

もちろん休日出勤も私たちの体に悪影響を及ぼします。

およそ2600人をおよそ5年にわたって追跡したリサーチでは、プライベートと仕事を切り分けずに働き続けた人は、うつ病にかかる率が166%も高く、不安障害の発症率も174%ほど上昇していました。

本書より引用

私は理系国立大の大学院卒なのですが、研究室にいた時は月曜〜金曜は9時から21時まで、土曜日も9時から18時まで研究していました。日曜もある研究室もありました。

そんな生活が3年(就活も同時並行)続くので、ひと学年50名中、毎年2〜3名がうつ病で休学や退学をしていました。

私の親も10年ほど前に働きすぎでうつ病になり、今だに体調が完全に戻っていません。本当に恐ろしいです。

じゃあ、好きな仕事だったら労働時間が長くても健康なまま続けられるのでしょうか。

確かにそう主張する人もいますが、問題はその仕事に今ついていない自分がどうやったらそこにたどり着けるか、ですよね。

好きを仕事にって何?

好きなことを仕事にって言われても、難しいですよね。

例えばテニスが好きでもテニス選手になれる人は限られていますし、You tubeでテニスに関する動画をあげても、生活できるレベルに稼げる保証はないわけですから。とりあえず副業から始めるのが関の山です。

ではその副業がうまくいったら、私たちは幸せになれるのでしょうか?

本書の中で、ミシガン州大学が行った調査が紹介されています。

「好きなことを仕事にするのが幸せな適合派」と「仕事は続けるうちに好きになるものと考える成長派」の幸福度を比較しています。

意外にも、1〜5年後の長いスパンでみると幸福度・年収・キャリアなどのレベルは成長派の方が高かったそうです。

好きなことを仕事にすると、現実の仕事に対するギャップにストレスを感じてしまうから、ということでした。

確かに、You tubeでテニスに関する動画をあげる時は結局編集したりする時間が長いので、テニスのことだけ考えられる時間って実はあまり無さそうです。

では、今自分の仕事が好きな人たちは、どういった経緯で仕事にたどり着いたのでしょうか?

真の天職は「なんとなくやってたら楽しくなってきた」から見つかる

本書より引用
サラリーマン
結局行き当たりばったりかよ

そうではありません。

ポイントは、仕事をやり遂げるために努力した量がそのまま未来のやりがいにつながっているという点です。

例えば、動画編集は面倒で嫌いだったけれど、いろいろ工夫するうちに「編集上手ですね」「わかりやすいです」といった褒め言葉や励ましをもらって、どんどん好きになるイメージです。

なので、まずはトライして一生懸命やってみる。その繰り返しで好きなこと、得意なことを増やしていったらいいのではないでしょうか。

自由度の高い職場で働く

これは本当に重要だと思います。

自由度が高いと自分の決めたやり方、工夫を反映しやすくなるので、自分だからできた仕事が増えます。

例えば、あなたが1週間ケーキを作る仕事をするとしましょう。

ケーキの上にイチゴを3秒に1個、ひたすらのせ続ける仕事より、オンライン予約のためのホームページを作るほうが楽しそうじゃないですか。

自由度が高い仕事はスキルが必要なことが多く、転職もしやすいと思うので「どこまで自分の裁量があるか」も意識して仕事を選びたいですね。

実際のところ、数ある研究の中でも、「自由」ほど仕事の幸せを左右する要素ありません。

本書より引用

最後に

ご紹介した本ではもちろん年収の話もありましたが、ここでは紹介しませんでした。

必要な年収は人それぞれだと思うので、いまきわ個人事情が反映されすぎてしまうので。

またお金の話は別の記事で語りたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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