【正解がない時代を生きるための参考書】思考停止という病

「今日も疲れた、もう会社行きたくない。」と思いながら会社帰りの電車の中でスマホを開くと、転職や副業を勧める記事がたくさんあります。

副業だけをとってもプログラミング、ブログ、Youtube、せどり、Webライターといった多すぎる候補があって、「誰か正解を教えてくれ!!」と言いたくなりますよね。

そして何も変えられず、つまらない会社にまた翌日も向かう、、、。

結構こんな状態になっている人って、すごく多いんじゃないかと思います。

そんな方に、私はこの本をオススメします。

この本を読めば、以下の知識が手に入ります。
  • 思考停止をやめて自分の頭で考える方法
  • ルーティンワークを早く終わらせ、価値ある仕事をするための考え方
  • 読書が苦手な人がうまく知識を取り込むための読書法
  • 人生のゴール設定で重要なポイント
このブログでは大企業勤務6年目のいまきわが、特に重要だと思った上2つについて紹介していきます。
では早速見ていきましょう。

 ”普通が一番”を疑ってみる

本書では普通=理想だと思考停止している人が多いと指摘されています。

では普通のサラリーマンのイメージってどんなものでしょうか。

35歳までには結婚して、お小遣いは月3万円、子供は2人で、郊外の家をローンで買う、といったところでしょうか。

私も既婚のサラリーマンなので、会社の飲み会では「家をいつ頃買いたいとか計画してるの?」とよく聞かれます。

結婚していない女性がいると本人がいないところで「理想が高そうだから。」と勝手に結婚できない理由を挙げ始める人がいます。

まるで普通(35歳までに結婚)が偉いみたいに。

実際に女性の約70%は34歳以下で結婚していますし、出産を考えるのであれば若いに越したことはないのでしょう。

でも子供が欲しくない女性だっていますし、子供さえいれば幸せになれるとも限りません。

家に関しては、子供ができたからと家を買ってすぐに転勤になった先輩がいます。

奥さんは専業主婦で転勤は家族帯同だったため、買った新築の家は希望を出して戻るまで4年間空き家状態で、ローンに加えて自分と家族が住んでいる転勤先の賃貸の家賃がかかっていたそうです。

いまきわ
家を買ったばかりだから転勤を他の人に回してくれるのでは?と上司に期待するのは間違いです。
いまきわ
むしろローンを組んで家を買っている人は会社を辞めにくいから、転勤させやすいと考える上司もいます。

元々転勤が多い職種なのに周りがどんどん家を買っているから買ってしまったんだろうな、と思いました。

状況は人それぞれなのですから、自分にとっての理想の生活とサラリーマンの普通の生活が同じだとは限らない、ということをきちんと認識しないと自分が損をします。

見方を変えると、会社は家を買ってくれた方が辞めにくくなって都合が良いです。

また住宅業界や銀行は働き盛りのサラリーマンにローンを組んでもらいやすい低金利のプランをわざわざ用意しているわけですから、サラリーマンの普通の生活を目指す人が増えれば増えるほど都合が良いと言えますよね。

ノーマルというのは、他人から押し付けられたコンフォートゾーンです。権力者や周りは、周囲と同質であることを求めます。

他人からのアドバイスさえ疑い、考え続けるというのが、思考停止しないための大事なスタンスなのです。

本書より引用

ただ、普通を疑って自分で考える時間を捻出することが、そもそもとても難しいです。

私たちは日々たくさんの判断を求められています。

仕事はもちろん、家庭であれば年老いた両親、まだ小さい子供、靴下を裏返したまま洗濯する旦那、、、きりがありません。

なのでついつい、「みんな家買ってるから、そろそろ買おうか。」となってしまうんですね。

ビジネスの現場でも業界規模で思考停止は起こっている

私が新入社員の時「若くて自由な発想で色々チャレンジしてね」と言われ、実際にやろうとすると先輩に「それは昔〇〇さんがやっていたけどダメだったよ」と報告書を渡されました。

しかし成果が出なかった仕事の報告書は雑なものが多く、なぜダメだったのかが分かりません。なので自分なりに手法を工夫して、やってみました。結果ダメだったのですが、先輩には「だから言ったじゃん。」と言われました。

これが繰り返されると、自分で考えてトライアンドエラーを繰り返す気力が削がれていき、思考停止人間の出来上がりです。

では思考停止人間にならなず、自分でアイデアを生み出し、実行していくにはどうしたらいいでしょうか。

本書では圧倒的な知識量が必要と書かれています。

知識を取り込み、自分で考える時間を取り戻す

圧倒的な知識量とか言われると、やる気無くしますよね。分かります。

だって私たちの生活ってすごく忙しい。

それでも一週間に1時間だけでもじっくり考える、自分の人生のために使う時間を設けてほしいです。

私たちの場合すごく忙しくて疲れているからこそ、知らず知らずのうちに作業効率が下がっている人ってすごく多いんじゃないかと思います。

私もそうでした。

肩は凝っていませんか?朝スッキリ起きられていますか?

自分の体調が良くないのに動き続けるのは、メンテナンスしていない車に乗っているようなものです。

遠回りに思えるかもしれませんが、まずは自分のコンディションを整えることからスタートしてください。

具体的にはどうすればいいの?という方はこちらの本がオススメです。

【疲れがとれない時に読む本】最高の体調

ルーティンワークを早く終わらせ、価値ある仕事をするための考え方

集中力を取り戻し、時間を捻出できた方は次の段階へ進みましょう。

圧倒的な知識量があれば、ルーティンワークを早く終わらせることができます。

例えば、来期の戦略、予算、人材を決めるのに必要なのは、過去の最適化なので知識があれば答えは決まると本書では述べられています。

確かにそうですよね。

知識を取り入れるための方法としては、読書を著者はオススメしています。

そこで必要なのが、情報であり、知識なのです。

それが足りなければ、思考を組み合わせたり、ある問題を解決したりするための道筋を歩くこともできません。

本書より引用

クリエイティブな仕事をするためにも、知識は必要になります。

世界中にイノベーションを起こしたiphoneも既存の技術を組み合わせて開発されています。

天才的な発想力だけではなく圧倒的な知識がある場所から、新しいサービスは生まれています。

ただ、次々に新しい知識を入れても、人間は忘れる生き物なので、どこかに残しておく方が良いです。

具体的な手法としては、こちらの本が参考になると思います。

最後に

自分も含め、会社でも思考停止したまま生きている人が9割くらいなんじゃないかと思っています。

私は大企業勤務の総合職で旧帝位大卒の同僚がゴロゴロいるのですが、大企業だからこそ自分の意思決定の影響力が小さいので、入社時はやる気があった人もいつの間にか思考停止に陥っているように見えます。

自分の頭で考えることに、学歴も職歴も関係ありません。

まずは一冊の本を読み、知識をインプットすることからトライしてみましょう。

 

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