【新入社員に読んで欲しい本】コンサル一年目が学ぶこと

新入社員
ビジネス本ってどれから読んだらいいか分からないし、ある程度仕事覚えてからでいいよね。

そんなビジネス本初心者のあなたに読んでほしい一冊です。

この本を読めば、会社員の考え方の基礎を学ぶことができます。

新入社員のあなたには、OJTで先輩社員が丁寧に仕事内容を教えてくれるでしょう。

でも先輩社員は自分の仕事量はそのまま、新入社員の教育という時間がかかる仕事を追加された状態で面倒をみてくれる場合が多いです。

なので「この前まで学生だったので何も分かりません。1から10まで教えてくださーい♪」という姿勢より、「新入社員の自分に求められていることってこんな感じですよね?」という姿勢で話してくれるほうが、当然気に入られます。

つまり、同期より1歩リードした状態で社会人生活をスタートできるんですね。

この記事では、「読むか迷っている」あなたのために本書の内容を3つ紹介します。

少しでもなるほどと思った方は、ぜひ本書を読んで入社式を迎えてください。

チーム(先輩社員)にはない武器を磨く

チームに全く同じ能力の人間が2人いたら、片方はどこかの部署に飛ばされます。

だって2人に問題の解決策を聞いて同じ答えしか出てこないのであれば、片方だけ残してあとは人件費が安い人間を雇って補助させればいいんです。

恐ろしい話ですが、いまきわが在籍している部署でもそんな場面を何度も見てきました。

だから、自分だけの武器を身につけることを目標としてください。

例えば人前で話すのが苦手ないまきわの場合、データの分析能力(エクセルやプログラミング)を伸ばすことに注力しました。

プレゼンは上手な人がいましたが、パソコンが苦手な人が多い部署だったからです。そして自分もプログラミングに興味がありました。

みなさんも自分が興味があったり得意だったりする分野で、チームの中で一番になれることを探していってください。

そのうちチーム外からも「あの子はプログラミングの知識があるからうちの部署に欲しい」「プレゼンが得意だからうちの部署に必要だ」と言われるようになります。

そんな人がリストラされるわけないので、自分の安定にもつながりますよ。

プロフェッショナルのチームワークとは、全員違う分野で価値を発揮すること。

まずはいま自分にできることを起点に考えて、チームに貢献できる分野を探す。

本書より引用

仕事での”高評価”は相手の期待を超えること

”相手の期待を超えること”はざっくりした表現なので、いまきわが実際に経験した例を出して紹介します。

私の仕事は商品の製品化することで、入社3ヶ月目に初めて自分1人で月次報告書(1ヶ月の仕事の成果)をまとめていました。

量はパワーポイントで十数ページです。これを丸2日かけて作成しました。

その様子を見た教育担当に「いまきわさん、月次報告書は半日で作成してください。あなたの仕事は商品を製品化することです。そのために社内共有することは必要ですが、社内向けの資料なので、内容がわかれば問題ありません。」と言われました。

要は”2日かけて100点の資料を作るのではなく、半日で70点くらいの資料を作成し、あとは製品化を実現するための仕事をしなさい”という指示です。

90点を99点にするには、0点から90点にするのと同じくらいの労力が必要といわれているそうです。(学校のテスト勉強で皆さんも実感したことがあるのではないでしょうか。)

求められているレベルが100点じゃなくて70点でいいと分かっていれば、時間をより重要な仕事に使うことができます。

まず相手が求めているレベルを把握してから仕事に取り掛かりましょう。

そしてもっと重要度が高い仕事(ここでは製品化のスピードアップなど)を期待以上に行うことが、あなたの高い評価につながります。

相手の期待を超え続けることがビジネスの基本。そのためにはまず、相手の期待の中身を把握する必要がある

本書より引用

仕事を進める前に大枠の方向性を決める

若手社員のうちは経験が足りないので、方向性から間違っていることが結構あります。

経験値がたまるまで案件を進める前に方向性の大枠を決め、先輩社員に確認しながら進めることをおすすめします。

例えば、あなたが新商品として”牛肉の代わりにきのこを挟んだハンバーガー”を売り出すことを考えついたとしましょう。

製品化のためにやることはざっと考えてみるだけでも①他社特許の調査②サンプル作製③市場調査④利益計算、、、などたくさんあります。

最短で製品化にもっていくためには、どれから始めるべきでしょうか?

まず、”牛肉の代わりにきのこを挟んだハンバーガー”の需要があるかを調べるべきなので、③市場調査が答えになります。

なぜなら、需要がなければコンセプト自体を変更する必要があるからです。”牛肉の代わりにきのこを挟んだハンバーガー”の①他社特許の調査から始めていたらその調査自体が無駄になってしまいます。

今回の例はわかりやすいですが、現実の仕事ではもっと複雑な状況がありますので、大枠の方向性を決め、それが最短でゴールにたどり着けるルートか先輩に確認しながら進めるようにしてください。

早め早めに上司の相談し、方向性が合っているかどうかを確かめる。

本書より引用

最後に

文章も読みやすいので、日頃あまり本を読まない方にもおすすめです。

kindle Unlimited読み放題にもありますので、他の気になる本と一緒に読んでみてはいかがでしょうか?

(入社2年目以降の方は正直読まなくてOKかと思います。)

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